「技術メモ」カテゴリーアーカイブ

WP「GDPR Cookie Consent」 で「設定を更新できません。」の対応方法

WordPressのコンテンツでの「GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)」用プラグイン
CookieYes | GDPR Cookie Consent & Compliance Notice (CCPA Ready)

このプラグインは設定が簡単ですが、「「設定を更新できません。」と出て、更新されないことがある。
WAF(Web Application Firewall)でブロックされている可能性があるので、
WAFのログを確認してください。
「*****/edit.php?post_type=cookielawinfo&page=cookie-law-info」というエラーログが出ていたら、
設定の時だけ、WAFをオフにしてください。設定が終わったら、オンにしてください。

Flutter2インストールメモ(MAC)第1回

Flutter(フラッター)は、Googleによって開発されたフリーかつオープンソースのUIのSDK。
クロスプラットフォームアプリケーションを開発することができる。

今回はMACでのインストール。

1.Flutterダウンロード
https://docs.flutter.dev/get-started/install/macos

MAC OSにFlutterの開発環境を入れる。
ダウンロードボタン「flutter_macos_2.10.0-stable.zip」からダウンロード

2.格納場所に格納
$ mkdir ~/development
$ cd ~/development
「~/Downloads/にダウンロードされているものが、展開されているので、」
$ mv ~/Downloads/flutter ./flutter
$ export PATH=”$PATH:`pwd`/flutter/bin”

3.環境確認
$ flutter doctor
これで何が足りないかをチェックしてくれる。

[×]が出ているものが足りないものなので、入れていく。

4.足りない環境を追加

4.1.1 Android Studioを入れる

[✗] Android toolchain – develop for Android devices
✗ Unable to locate Android SDK.

の表示がある場合の作業

https://developer.android.com/studio/index.html
Android Studio をダウンロード。

Intel チップか、APPLE チップかを選んでインストール。

4.1.2 Android SDK Command-line Toolsを入れる。

Android Studioを起動して、上のメニューの「Preferences 」を選ぶ

Appearance & Behavior > Android SDK
Android SDK Command-line Tools (latest) を入れる。

4.1.3 android-licenses 処理

$ cflutter doctor –android-licenses

ライセンスを承認のメッセージがくるので、yを入力。

4.2 Xcode

[✗] Xcode – develop for iOS and macOS
✗ Xcode installation is incomplete; a full installation is necessary for iOS development.
Download at: https://developer.apple.com/xcode/download/

の表示がある場合の作業

4.2.1 Xcodeをインストール

https://developer.apple.com/xcode/download/では最新がベータ版になっていることがあるので、
App StoreでXcodeの最新版を入れる。インストールには数時間かかるので注意しましょう。

4.3 CocoaPods インストール

$ sudo gem install cocoapods  

4.4 再度確認

$ flutter doctor で[×]がないことを確認。

5 Android Studio 設定

Pluginsを選ぶ、Flutterを選択し、インストール

 

次回に続き・・・

 

 

 

 

地図のオープンデータ「OpenStreetMap」

地図を使ったサービスを考える場合はGoogle Mapを使用しますが、
「$200 usage every month for no charge. That’s 28,500 maploads per month for no charge. 」
(https://mapsplatform.google.com/pricing/?hl=ja)
とあり、有名サイトになった場合には、有料になります。

そこで地図のオープンデータの使用を考えてみよう・・・・
OpenStreetMap(OSM)は、誰でも自由に地図を使えるよう、みんなでオープンデータの地理情報を作るプロジェクトです。
https://openstreetmap.jp
「OpenStreetMapとその協力者をクレジットすれば、データを自由にコピー、配布、送信、利用することができます。変更したり翻案したりしたデータは同じライセンスに従う場合のみ、提供することができます。」

Googleマップのようにマーカーを付けることが可能。
https://www.openstreetmap.org/?mlat=緯度&mlon=経度

弊社の位置だと、こちら。
https://www.openstreetmap.org/?mlat=35.70010&mlon=139.77402

ZOOMしたい場合は、URLに#map=ズームの数/緯度/経度を追加。
https://www.openstreetmap.org/?mlat=35.70010&mlon=139.77402#map=17/35.70010/139.77402

埋め込みも可能。

大きな地図を表示

公開されているGPSトラッキングが見えるので、精度の悪いGPS端末があるとズレることはあるが参考値としてはよいと思う。

弊社秋葉原駅付近のトラッキングデータ。

“Base map and data from OpenStreetMap and OpenStreetMap Foundation”

DX白書2021|ディスラプターの脅威

IPAの発表した「DX白書2021」

2021年10月11日公開 独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センターより
https://www.ipa.go.jp/ikc/publish/dx_hakusho.html

DXの定義が曖昧ですが、IPAとしては
IPAとしては、「IoTから得られたデータを活用し、次に企業として進む方向を検討することができる仕組みを作って、その仕組みで常に変化し続ける(変革する)ことがDXです。」
(引用:「DXってIoTとどこが違うの?」https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/mfg-dx-faq0104.html)
とのこと。

DX白書2021の内容で衝撃的なのは、IT、AIなどの日米を各項目で比較しているのですが、
凄いのはアメリカは30%以上が開発技術で「コンテナ/コンテナ運用自動化」を活用している。
日本は9%です。
AI導入はアメリカ44%、日本20%。
日本はDXが遅れていることをレポートでは強調している。

比較表で気になったのはこちらです。
「外部環境変化への機会としての認識」

(引用:DX白書2021)

日米誤差の範囲なのですが、1項目だけ10%以上の影響意識の差があります。
「ディスラプターの出現」の項目です。影響があると考えいるのはアメリカ68%、日本54%。
ディスラプター(disruptor)とは
創造的破壊者で、ここでいう意味は最新デジタル技術を使い旧サービスや市場を破壊的変えるサービスや企業になります。
「Airbnb」「Uber」「Netflix」などがあります。

日本では、卸売仕組みや規制や地域サービス格差がまだある為、意識が薄いと思いますが、
アメリカでは意識される項目になったことがわかります。
「Netflix」でいうと、日本のレンタルビデオは壊滅的影響がありました。

CSS & JavaScript Toolbox で不具合?

CSS & JavaScript Toolbox とはWordpressで使うプラグインです。HTMLやCSSやJAVAスクリプトなどを組み込む時に
非常に便利な機能があるプラグインです。

CSS & JavaScript Toolbox

JAVAスクリプトで<script>と書いて「SAVE」ボタンを押しても、反応になし。
バグ?echo “<script>”と書いても「SAVE」ボタンを押しても、反応になし。
いろいろ調べてみて、バージョンをダウングレートしても同じ反応。
CSS & JavaScript Toolbox が原因ではないのでは・・・・

そうです、サーバ側の「WAF」(Web Application Firewall)が原因です。
Webアプリケーションからの攻撃からサイトを守るセキュリティ対策です。

WAFのログを見ると
****/wp-admin/admin-ajax.php?action=cjtoolbox_api&controller=blocks-ajax&CJTAjaxAction=save_blocks
xss-tag-1 

「xss-tag-1」でアクセスを排除したログが出ているのがわかります。
WAFを無効にすると、「SAVE」ができるようになります。

.htaccess でこのルールを許可できますが、セキュリティ上問題が発生する可能性があるので
慎重に設置してください。
SiteGuard_User_ExcludeSig xss-tag-1

ロール

ロール
(役、役割、役目、役柄、任務)
ロールは一般的には、「管理者」「承認者」「登録者」「ユーザー」などがあります。
WEBのブログですと、「サイト管理者」「編集者」「投稿者(ライター)」「デザイナ」「コメント管理者」
などになります。
IoTでのファクトリ関連ですと、「運営管理者」「生産計画者」「素材管理者」「ライン管理者」「生産管理者」「生産者」などとなります。

役割、権限を設定することにより、機能制限や表示制限を行います。
役割と作業内容を出し、機能や表示の有り無しを表にするのが、システムの要件定義では必要になります。
役割が重複する使用者が発生する場合があるので、しっかり検討してください。

MantisBT 2.24.1 でインストールで文字化け

バグ管理システムMantisBT 2.24.1で順調インストールでしたと思ったら、「検索」や「マイビュー」で文字化け。
一瞬「Warning: 2702 in *****/core/session_api.php on line 227」のエラーがでて、すぐに文字化けしたり、
そのまま文字化けの画面だったり。
文字化け

対応方法、MantisBTをインストールしたディレクトリに
.htaccess ファイルを配置してください。
下記の内容を追記:

#PHP
php_value output_handler none

これで直ると思います。

https://mantisbt.org/

文系女子レポート!プリメイドAIちゃんがやってきた!

プリメイドAIちゃんが届きました。

プリメイドAIはDMM.make ROBOTSが発売したダンスコミュニケーションロボットです。

スマホアプリで操作をすることによって、いつでもどこでもキレッキレのダンスをかわいらしく踊ってくれるそうです。

Webサイトには「簡単操作」と記載されていますが、本当に「簡単操作」で動いてくれるのでしょうか。

 

早速開けてみましょう。

 

箱の中に、花盛りの女の子を思わせる色使いの箱が入っていました。魔法少女アニメのようなロゴが印象的です。

開封を進めます。

箱を開けます。

しっかりと梱包されていて、箱を開けただけではプリメイドAIちゃんの姿を見ることができませんでした。

「分解・改造は絶対に行わないでください」という注意書きがあります。耳が痛くなってしまう方もいるのではないでしょうか。

 

どんどんいきます。

プリメイドAIちゃんのシルエット型の緩衝材の下からさらに緩衝材が出てきました。

でも、この緩衝材を避けると、

プリメイドAIちゃんと対面できました。

プラスチックの無機質なボディは、ところどころに曲線を用いたデザインとなっており、ほのかに女性性を感じます。しなやかさも感じるのは、全身の25か所に使われているというサーボモーターのおかげでしょうか。

すぐにでも動いてもらいたいところですが、まずはバッテリーの充電を行います。

Li-feバッテリーを使用します。

フル充電まで、3時間程かかるので、スマホにアプリをDLしながら待つことにします。

楽屋(仮)で待機中のプリメイドAIちゃん。

 

バッテリーの充電が完了したら、プリメイドAIちゃんの体にバッテリーをセットして

Bluetoothでスマホとの接続を行います。

Le-feバッテリーは、間違った繋ぎ方をすると大変なことになるそうです。気を付けましょう。

胸の蓋を戻し、スイッチオン!

ハートが光りました。

プリメイドAIちゃんに動いてもらうには、スマホとの接続が必要になります。

スマホでアプリを起動し、Bluetoothでの接続を行います。

何度か試行錯誤をして、スマホとの接続を成功させることができました。

スマートフォンで好きなモーションを選び、プリメイドAIちゃんに動いてもらいましょう。

まずは、アイドルの決めポーズの定番「ハート」を作ってもらうことに。

ハートを作ってもらうことができました。

かわいいです。

他にも様々なポーズをとってもらうことができます。

 

プリメイドAIちゃんは、15分以上続けて電源をオンにしていると、バッテリーやモーターの消耗が早まってしまうそうです。また、ダンスを踊ってもらう場合は、連続で3曲以上踊るのもNG。

癒された後は、しっかりと休んでもらいましょう。

なぜ今、Iotなのか

1999年にIoTという言葉が初めて使われてから20年。今や、その言葉は、広く普及し、IT関係の者たちの耳にはタコができるほど馴染んだものになっている。
いつのまにか、IoTを取り入れる企業が珍しくなくなったものの、なぜ、我々はIoTに取り組まなくてはいけないのか。その理由を考えてみたことはあるだろうか。

なぜ今、IoTなのか。改めて考えてみたいと思う。

有名な理由としては、人口減少による労働者不足に備えているというものがある。
「平成29年版 情報通信白書」には、人口減少に関して下記のような記載がある。
『国立社会保障・人口問題研究所の将来推計(出生中位・死亡中位推計)によると、総人口は2030年には1億1,662万人、2060年には8,674万人(2010年人口の32.3%減)にまで減少すると見込まれており、生産年齢人口は2030年には6,773万人、2060年には4,418万人(同45.9%減)にまで減少すると見込まれている。』
ここまで人口が減ってしまうと、もちろん経済にも影響が出ると予想される。

総務省の発表している「IoT時代におけるICT経済の諸課題に関する調査研究」(平成29年)には、IoTによる将来的な経済インパクトについて、『経済成長シナリオ』『ベースシナリオ』と名付けられた2パターンの試算が記載されている。
『経済成長シナリオ』は、2030年までに全企業のうち50.7%がIoT利活用をするようになるという試算で、資金不足や必要性がないなどの根本的な要因でIoTを導入しない企業以外は、IoT化が進み、企業改革も成功したという想定になっている。
一方『ベースシナリオ』は、2030年までにIoTを利活用しているのは全企業のうち27.7%になるという試算で、経済成長シナリオとは違い、根本的な要因以外に、人材不足やネットワークインフラの未整備などの問題がある企業はIoT化しなかったという想定で行われた試算である。IoTを利活用している企業の中でも企業改革まで成功した企業は、経済成長シナリオよりも少なく、全企業の中で18.0%に留まると想定されている。

この2パターンの試算では、下記の表の通り、就業者数、市場規模、実質GDPに大きく差が出るとされている。

2016年 経済成長シナリオ(2030年) ベースシナリオ(2030年)
就業者数 6440万人 6300万人 5561万人
実質GDP 522兆円 725兆円 593兆円
実質GDP成長率 1.2% 2.7% 0.8%

これはIoTによるテレワーク化や省力化で、女性や高齢者なども就労が可能になる結果だと考えられている。人口減少による就業者数の減少は避けられないが、IoT化することによって経済は将来的に成長すると想定されているのだ。

また、製造業では、IoTを導入することによって、人間を超えた技術でものづくりができるようになる。
例えば、製品の表面加工などは、人間の手と目で作業を行っていたが、機械を使用してデータと照らし合わせれば、人間には気付くことができなかったところまで作業を行うことが可能だ。
これまでは人間の力で行っていた作業を機械に行ってもらうことで、よりクオリティの高い商品を大量に生産できるようになる。クオリティの高い商品が市場に出回り、適正な値段で取引されれば経済は回っていく。

このように、IoT化は日本の未来の重要なカギとなっているが、平成も終わる2019年の今、IoTには時代の追い風が吹いている。

2018年には、ドコモが法人向けグローバルIoTソリューション「Globiot」を提供開始し、ソフトバンクもNB-IoTの商用サービスを開始した。KDDIの「IoT世界基盤」は、2019年度中にサービス開始を予定している。これらは、携帯会社が持っている回線を使ってIoTに使用できるサービスだ。これにより、企業のIoTへの参入のハードルは非常に下がった。

また、IoT普及に一役かったスマートフォンに関しても、まだ人気は続きそうだ。IoTが普及した背景には、スマートフォンの家庭への爆発的な普及により、部品やセンサなどが大量に生産されたため安く手に入るようになったことがあるのは有名な話だ。総務省「平成29年版 情報通信白書」に掲載されているIHS Technologyによるグラフでは、iphoneが発売された2007年には全世界で1.1億台だったスマートフォンの出荷台数は、2013年以降は毎年10億台を突破している。
日本人のスマートフォン保有率も年々増え続けており、総務省「平成30年版 情報通信白書」によると、日本人のスマートフォン保有率は2017年に60.9%となった。スマートフォン保有率の上昇と合わせて、IoT家電の需要も増えれば、家庭にもIoTが普及し、新たな需要や技術が生まれる可能性がある。

なぜ『今』、IoTなのか。
IoTが注目され始めてから、何度も問われてきたその質問の答えはただひとつ。
日本が存続していくには、IoTが不可欠だからである。今、世界中でIoTが注目されているのは、人間の生存本能だったのかもしれない。時代が進むにつれて、IoTの必要性はどんどん高まっていく。

◆参考資料

「IoT時代におけるICT経済の諸課題に関する調査研究」(平成29年)
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/0000062121_1.pdf

総務省『平成29年版 情報通信白書』
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111110.html

総務省『平成30年版 情報通信白書』
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd252110.html